【この記事の要点】
夏の顔のテカリ、原因は「皮脂が多いこと」ではありません。むしろ逆です。 だからあぶらとり紙で拭くほど、テカリは悪化します。 この記事では、その理由と、今日からできる5分のメンズスキンケアを解説します。
こんにちは、たからです。
いきなりですが、夏の夕方、ふとスマホの黒い画面に映った自分の顔を見て「……誰や、この油田は」となったこと、ありませんか。
僕はあります。しかも毎年。
昼過ぎには小鼻のあたりがテラッと光り出し、夕方には額がハイライトいらずのツヤ肌(悪い意味で)。あぶらとり紙で拭いても拭いても、1時間後にはまた復活してくる。あのしぶとさ、ほんまに何なんでしょうね。
でも実は、このテカリ、「皮脂が多いから」だけが原因ちゃうんです。むしろ「拭きすぎ」「洗いすぎ」が原因で悪化しているケースがかなり多い。僕自身、ケアのやり方を変えてから、夕方の油田がだいぶマシになりました。
今回は、夏のメンズのテカリ対策について、「なぜテカるのか」から「今日からできる具体策」まで、僕の実体験を交えつつお話しします。
なぜ男の顔はテカるのか?原因は「インナードライ」
まず知っておいてほしいのが、男性の肌の構造的な話です。
男性の肌は女性に比べて皮脂の分泌量が約2倍、なのに水分量は半分以下と言われています。つまり、表面はギトギトなのに中身はカラカラ。この状態を「インナードライ(乾燥性脂性肌)」と呼びます。
ここが今日いちばん大事なポイントなんですが——
肌は乾燥を感じると、これ以上水分を逃がすまいとして、皮脂を余計に分泌します。
つまり、テカリの正体は「肌からのSOS」。皮脂は敵やなくて、乾いた肌を守ろうと必死に働いてくれてる防御部隊なんですね。
……とわかった上で振り返ると、僕がかつてやっていた対策、全部裏目でした。
- スッキリしたくて洗顔料でゴシゴシ、1日3回洗顔
- あぶらとり紙で皮脂を根こそぎオフ
- ベタつくのが嫌で、化粧水も乳液も省略
これ、肌からしたら「守ってるのに全部剥がされる」状態。そら余計に皮脂出しますわな、という話です。防御部隊を毎回全滅させてたら、そのうち増員されるに決まってる。
テカリを悪化させるNG習慣3つ
というわけで、まずは「やめること」から。テカリ対策は足し算より先に引き算です。
NG①:1日3回以上の洗顔
洗顔料を使った洗顔は朝と夜の2回まで。それ以上洗うと必要な皮脂まで奪われて、肌が「乾燥してる!」と判断し、皮脂の増産体制に入ります。日中どうしても洗いたいときは、水かぬるま湯だけでOK。
ちなみにお湯の温度も大事で、熱いお湯は皮脂を奪いすぎます。32℃前後のぬるま湯が目安です。
NG②:あぶらとり紙の使いすぎ
あぶらとり紙、気持ちいいんですよね。取れた皮脂を眺めて「今日も豊作や」と謎の達成感すらある。
でも、皮脂を根こそぎ取ると、これも肌の「もっと出さな!」スイッチを押してしまいます。使うなら1日1〜2回、軽く押さえる程度に。個人的には、あぶらとり紙よりティッシュでそっと押さえるくらいがちょうどいいと思っています。
NG③:ベタつくのが嫌で保湿をサボる
夏に乳液なんか塗ったらもっとギトギトになるやん、と思いますよね。僕も長年そう思ってました。
でも先ほどの通り、テカリの根っこは水分不足。保湿を抜くのは、テカリ対策としては一番あかんやつです。ベタつきが苦手なら、ジェルタイプや「さっぱりタイプ」の保湿剤を選べば解決します。塗らないという選択肢だけは無しで。
今日からできる、夏のテカリ対策ルーティン
引き算ができたら、次は正しい足し算です。難しいことは何もなくて、朝夜あわせて5分もかかりません。
朝のルーティン(3ステップ・約3分)
- ぬるま湯 or 泡洗顔で優しく洗う 泡立て不要のタイプなら時短にも。ゴシゴシこすらず、泡を転がすイメージで。
- 化粧水を2回に分けてハンドプレス 1回目を顔全体になじませて、手のひらで軽く押さえる。肌がもっちりしたらもう1回。表面はサラッと、中はしっかりうるおいます。
- 皮脂対策できる日焼け止め or ジェルで仕上げ 夏の紫外線は乾燥を加速させる=テカリの燃料。皮脂崩れ防止タイプの日焼け止めなら、UV対策とテカリ対策が同時にできて一石二鳥です。
夜のルーティン(2ステップ・約2分)
- 洗顔料でその日の皮脂と汚れをリセット ここはしっかり。ただしこすらず、泡で洗う。
- 化粧水+さっぱり系の乳液 or ジェルでフタ 「水分を入れて、逃がさないように軽くフタ」。これだけで翌日の皮脂量が変わってきます。
僕はこのルーティンに変えて2〜3週間くらいで、「あれ、今日あんまりテカってへんな」という日が増えました。即効性のある魔法ではないですが、肌のターンオーバーを考えると、まず2週間続けてみてほしいです。
外出先での「テカリ直し」はこの2つでOK
とはいえ、真夏の外回りや通勤後は、どうしてもテカります。人と会う前にサッと整えたいときの応急処置はこの2つ。
- ティッシュで軽く押さえる:こすらず、ポンポンと。あぶらとり紙より皮脂を取りすぎないので、リバウンドしにくいです。
- フェイス用ミストをひと吹き:水分を足してあげると、皮脂の過剰分泌が落ち着きやすい。汗拭きシートを使う場合は、アルコール強めのスースー系より保湿成分入りのものを。
カバンに入れておくならミスト1本とポケットティッシュだけで十分。「テカったら足す」を合言葉にどうぞ。
よくある質問(FAQ)
Q. 顔のテカリを今すぐ抑える方法は? A. ティッシュで軽く押さえてから、保湿ミストで水分を足すのが応急処置として有効です。あぶらとり紙での取りすぎは、その後のリバウンドを招くので注意。
Q. 洗顔は1日何回が正解? A. 洗顔料を使うのは朝晩の2回まで。それ以上は皮脂の過剰分泌を招きます。日中は水洗いに留めましょう。
Q. 脂性肌でも乳液は必要? A. 必要です。テカリの根本原因は水分不足(インナードライ)なので、保湿を省くと逆効果。ベタつきが気になる場合はジェルやさっぱりタイプを選んでください。
Q. 皮脂を抑える食生活はある? A. 揚げ物や糖質の摂りすぎは皮脂分泌を促すと言われています。完全に断つ必要はないですが、ビタミンB群(豚肉、納豆、卵など)を意識して摂ると、皮脂バランスのサポートになります。
まとめ:皮脂は敵じゃなく、味方
最後にもう一度だけ。
テカリ対策の合言葉は「洗いすぎない・こすらない・水分を足す」。
皮脂は、乾いた肌を必死に守ってくれてる防御部隊です。根こそぎ剥がすんやなくて、「もう大丈夫やで」と水分で安心させてあげる。それだけで、夕方の顔はちゃんと変わります。
僕もかつては「油田の男」でしたが、ケアを変えた今は、夕方のスマホ画面に映る自分と、まあまあ良好な関係を築けています。完璧なサラサラ肌とまではいきませんが、それくらいでちょうどええんちゃうかなと。
暑い夏、無理せんと、ぼちぼちいきましょう。
※肌に赤みやかゆみなど異常がある場合は、セルフケアより先に皮膚科の受診をおすすめします。

