65%が関心も実際の利用16%止まり。経済的障壁がメンズ美容普及を阻む

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男性美容に関する調査が行われ、関心度や利用状況、阻害要因、求められるサービスの在り方が明らかとなった。この調査は2025年8月21日から8月28日の期間にインターネットを通じて実施され、239名の男性が対象となった。

調査結果によると、「美容施術に興味はあるか」という質問に対し、「非常にある」と答えた男性が13.4%、「ややある」と答えた男性が51.9%で、合わせて65.3%の男性が美容施術に関心を示した。一方で「実際に美容施設を利用しているか」という質問には、15.9%の男性が「はい」と回答しており、関心を持つ男性が多いにもかかわらず、実際に行動に移す人が少ないことが分かった。

美容施術を利用している男性38名に対する調査では、「医療脱毛」が最も人気で、18名が利用していると回答した。続いて「AGA治療(薄毛・発毛)」が12名であり、清潔感や印象改善に直結する「メンズフェイシャル」や「ホワイトニング」も上位にランクインした。これにより、効果が実感しやすく、見た目の変化が現れやすい施術が重視される傾向が明らかになった。

また、美容施術を利用している男性に「美容に通っていることを他人に話せるか」と質問したところ、「気にせず話せる」が47.4%を占めた一方で、「なるべく隠したい」「絶対に話さない」と回答した男性も21.1%存在しており、社会的認知度向上の余地があることが伺える。

さらに「興味があるものの、実際に通っていない施術はあるか」という質問では、61.1%の男性が「はい」と答えた。その理由として、「お金がない」が61.0%で最も多く、次いで「情報が少ない」(13.7%)、「恥ずかしい」(11.6%)と続いた。経済的要因が美容施術を阻む主要な要因であることが浮き彫りとなった。

「こんなサービスがあったら行きやすい」という質問には、「男性専用施術」が最も多く41.0%を占め、「福利厚生化」(28.0%)や「予約がスマホで完結する」(18.8%)が続いた。男性特有のニーズに対応したサービス形態に対する期待が高いことが分かった。

今回の調査結果により、男性の美容への関心が高まりつつある一方で、経済的・心理的な障壁が実際の利用を阻んでいる現状が明らかとなった。また、医療脱毛やAGA治療といった機能的な施術の需要の高さや、男性専用施術や福利厚生化への期待が示されている。こうしたニーズに応える環境整備が進めば、メンズ美容市場はさらなる成長が期待される。

プレスリリース提供:PR TIMES

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