東京都新宿区に本社を置くクロス・マーケティング（代表取締役社長：五十嵐 幹）は、2024年8月に全国の15～69歳の男性1,375名を対象に「美容に関する調査」を実施した。この調査では、男性のメンズメイクに対する意識やスキンケアの実施状況、脱毛経験、美容整形への意識について分析が行われている。
調査結果によると、メンズメイクに対する肯定的な意見は53％に上り、特に15～19歳の若年層では関心度が35％と高い傾向が見られた。全体の21％がメンズメイクに関心を示しているが、年齢が上がるにつれて抵抗感が強くなり、60代では65％がメイクに抵抗を感じると回答した。一方、15～29歳の若年層では6割が「メイクに抵抗感がない」と答えており、年齢層による意識の違いが浮き彫りになっている。
メンズメイクに対する抵抗感がある理由としては、「メイクは女性がするもの」「男らしくない」といった従来の性別役割に基づく考えが多く見られた。一方で、抵抗感がないと答えた理由には「男性でも見た目が綺麗な方が良い」「肌の悩みを隠せる」といった意見が挙がっている。
メンズメイクを実施している人は全体の1割に留まるが、特に20代では16％が「たまにメイクをしている」と回答しており、若い世代ほどメンズメイクが浸透していることがわかる。メイクを始めたきっかけとして最も多かったのは「身だしなみとして」で39％、次いで「コンプレックスをカバーするため」が19％であった。特に「身だしなみとして」メイクを行う男性が増加傾向にある。
スキンケアの実施率は全体で58％に達し、特に30～40代で広く実施されている。スキンケアを始めた時期については、15～19歳の男性の半数近くが「中学生の頃」から始めており、スキンケアが思春期の肌トラブルの改善を目的として取り入れられていることがわかる。「肌トラブルの改善」をきっかけにスキンケアを始めた人は全体の42％で、特に15～19歳では57％に上る。
また、脱毛経験者は全体の20％に達し、20代では30％と特に多い。主な脱毛部位は「ひげ」であり、若い世代にとって脱毛は一般的な美容習慣になりつつある。美容整形に対する意識についても調査が行われ、「コンプレックスをなくすために美容整形をすることは良いと思う」と回答した人は38％、実際に美容整形に関心を持つ人は13％であった。
プレスリリース提供：PR TIMES